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消えた大阪都構想と橋本大阪市長

橋下市長の掲げてきた大阪都構想は闇の中に。この橋本徹氏、大変真面目でうそのつけない人柄が命式上に見てとれる。政治家には表と裏の顔が必要である。そういった意味での私の解釈する政治家星なるものが無い。だから正義の旗を上げたら怖いものなしに突き進んでゆく。それが良くも悪くも個性となって表れる。大変信じられる人だが敵も作りやすい。

生まれ持った宿命には先祖、親によっての苦労がみられる。よって頑なな性格が余計に協調されてきたのか。

今回の大阪都構想。大変困難な改革だったでけに、勇気ある変化改革を実現してほしかった。私は大阪の住まいではないが遠くから眺めていた。選挙の二週間前に大阪に住む叔父を40年ぶりに尋ねた。90歳になる叔父の顔を見にゆく目的だったが、駅まで迎えに来てくれた叔父夫婦はついでに二千円を出して切符の販売機でチャージをしていた。そして叔母は怒りながら「前はお金要らなかったのに橋本になってからお金が居るようになったのよ。橋本はあかん。絶対都構想は反対や」と剣幕だった。

お年寄りは暇である。あちらこちらと友達と会ってはこの話にもちきりのようだった。うーん。木を見て森を見ずか。と思った。この話には触れないで帰ってきたが、今回のこのような市民投票で市民の理解を得るのは相当困難だろうなと感じた。

随分前にテレビ朝日の部長が「番組を作るときの視聴者のターゲットは物事への理解度の低い人たちに焦点を合わせて作らないと視聴率がとれないんだよ」と聞かされたことがある。

大阪都構想。ちょっと一般の人達には難し過ぎたと思う。しかし大阪の市民は大変な失敗をしたと思う。不安だったのかもしれないが、これからの日本の状況を考えるとこれまでのようにはいかない。そのうち今回の選択を後悔する時がやってくるだろう。